「ソイ」は小路や脇道、「タノン」は通りを意味するタイ語です。
これらは、大まかな場所をわかりやすく告げたい時に、便利に使える単語でもあります。たとえば、タクシーに乗って「スクムビット通りのソイ39まで行って下さい」というような言い方をします。
今回は、ソイ(soi)とタノン(thanon)についてまとめてみたいと思います。
Contents
ソイ(soi)とは?
ソイの意味と英語
「ซอย(sɔɔy)ソーイ」は、小路、枝道、脇道を意味します。英語では「Alley、side street」。
BTSプロンポン駅近くのソイ
▲スクムビット通りとソイ
一例として、バンコクのBTSプロンポン駅近くにある「ソイ」を地図で見てみましょう。
「スクムビット通り」のような幹線道路に対して、そこから脇にそれる枝道が「ソイ」になります。
ソイの道路幅は、それこそ行き止まりになる小さな路地から、スクムビット・ソイ55(トンロー通り)や路線バスの走行ルートにもなっているスクムビット・ソイ63(エカマイ通り)などのような片側2車線道路までさまざまです。
同じ番号のソイがある場合のスラッシュ
同じ番号のソイが複数ある場合は、「スラッシュ + 数字」で区別されることがあります。たとえば、スクムビット・ソイ33には、「ソイ33/1」があります。
タイ語でスラッシュは「ทับ(tʰáp)タップ」と読みます。この場合なら、「ソイ33 タップ 1」です。
ちなみに「スクムビット・ソイ33/1」には、日系のフジスーパーや日本食レストラン、居酒屋などが多くあり、現地在住の日本人が好んで訪れるソイの一つです。
ソイの偶数と奇数番号
ソイの番号は、道路のサイド別に奇数番と偶数番にわけてつけられています。
上のプロンポン駅の地図を見てみると、偶数のソイ22、24、26はスクムビット通りの南側、奇数のソイ33、35、37、39は道路を挟んだ北側に位置しています。
名前のついているソイ
ソイは通常、番号が振られていますが、ベンジャシリ公園脇の「ソイMethi Niwet」のように、数字ではなく名前のついているソイも多数あります。
また、ソイ63は「エカマエ通り」、ソイ55は「トンロー通り」など別称で親しまれるソイもありますね。
タノン(thanon)とは?
タノンの意味と英語
「ถนน(tʰà nǒn)タノン」は、~通りを意味します。英語では「Road、Street」。
▲バンコクのタノン
タノンは、その地域の重要道路で車の交通量が多い整備された道路です。
バンコクのMRTペッチャブリー駅周辺を例にみてみると、「ถนนสุขุมวิท(タノン スクムウィット)スクムビット通り」、「ถนนเพชรบุรี(タノン ペッブリー)ペッチャブリー通り」、「ถนนรัชดาภิเษก(タノン ラチャダーピセーク)ラチャダーピセーク通り」などのタノンがあります。
ソイとタノンを使った場所の言い方
タクシーなどを利用するとき、「ソイとタノン」を言うことで、大まかな場所をわかりやすく伝える時ことができます。
スクムビット通りのソイ22に行ってください。
ไปถนนสุขุมวิทซอย22(バイ タノン スクムウィット ソーイ イーシップソーン)
ソイの入り口
「ปากซอย(pàak sɔɔy)バーク ソーイ」
ソイの終わり
「ท้ายซอย(tʰáay sɔɔy)ターイ ソーイ」、「สุดซอย(sùt sɔɔy)スット ソーイ」
ソイとタノンのまとめ
今回は「ソイ(soi)とタノン(thanon)」についてまとめてみました。いかがだったでしょうか?
バンコクには個性のあるソイがたくさんありますね。みなさんのお気に入りのソイは何番ですか!?