バンコクで日本人観光客に一番人気のあるシーフードレストランと言えば「ソンブーンシーフード」ではないでしょうか。グルメのガイドブックにもかならずと言っていいほどに取り上げられている有名店ですね。
人気の秘密は、お手頃な値段で食べられる新鮮で美味なシーフード。中でも看板料理の「プーパッポンカリー」は、ほとんどのテーブルで注文されるほどの人気メニューです。
「ソンブーンシーフードレストラン」は、現在バンコクで7店舗が営業中。今回はその中のひとつ、MRTホイクワン駅交差点にある「ラチャダー店」に行ってきました。
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ソンブーンシーフードとは?
▲50年近くの歴史がある「ソンブーンシーフード」
「ソンブーンシーフード(タイ語:สมบูรณ์โภชนา 英語:Somboon Seafood)」は1969年の開業。バンコクの「MRTサムヤーン駅」近くの小さな食堂が原点のシーフードレストランです。
後に店の代名詞となる「プーパッポンカリー」をメニューに加えたのもその頃から。新鮮な素材と手頃な価格が相まって人気を得たそうです。
▲繁華街にも近いスラウォン店
約20年後の1990年には、シーロム,タニヤ,パッポンなどの繁華街にもほど近い「スラウォン」に初の支店をオープン。このころから日本人、そして外国人観光客の間でも人気が出始めるようになったと言います。
現在の総店舗数はバンコク市内に7店。路面店に加えてショッピングモール内にも支店を構えています。
トレードマークは、かにをモチーフにした赤い看板。一目でそれと分かるデザインですね!
▲店内の壁に飾られたタイ皇族やVIPとの記念写真
「ソンブーンシーフード」が名店であることが明白にわかるハイライトは、店内に飾られているVIPとの記念写真です。
2003年にAPEC会合がタイで開催されたときには、小泉元首相が来店。秋篠宮殿下やタイの皇族との写真も飾られていました。
地図と場所、行き方
地図と住所
▲レストランマークをクリックすると支店名と住所が表示されます
本店はどこ?
本店は「バンタットン店(バンタットン通りチュラソイ8)」。BTSナショナルスタジアム駅から徒歩で約10分ほどの場所にあります。
なお、発祥の地である「サムヤーン店」は、MRTサムヤーン駅直結の「チャムチュリースクエア」内に場所を移して営業を続けています。
支店は?
支店は6店舗、本店と合わせた総店舗数は7店です。
支店名 | 最寄り駅 | 営業時間 | |
---|---|---|---|
1 | バンタットン本店 | BTSナショナルスタジアム | 16:00~23:30 |
2 | スラウォン店 | BTSチョンノシー, サラデーン |
16:00~23:30 |
3 | ラチャダー店 | MRTホイクワン | 16:00~23:30 |
4 | ウドムスック店 | BTSウドムスック | 16:00~23:30 |
5 | サムヤーン店 | MRTサムヤーン | 10:30~22:00 |
6 | セントラルエンバシー店 | BTSプルンチット | 11:00~22:00 |
7 | サイアムスクエアワン店 | BTSサイアム | 11:00~22:00 |
住所
- バンタットン本店住所:895/6-21 Soi Chula 8, Bantadthong Rd., Wangmai, Pathumwan, Bangkok 10330
- スラウォン店:169,169/7-12 Surawong Rd.,Suriyawong, Bangrak, Bangkok 10500
- ラチャダー店:167/9-12 Huay-Kwang Intersection, Ratchadapisek Rd., DinDeang, Bangkok 10320
- ウドムスック店:26 UdomSuk 60, Sukhumvit 103 Rd., NongBon, Pravet, Bangkok 10250
- サムヤーン店:315 Chamchuri Square Building, Room101-102-103 Ground fl., Phya Thai Rd., Patumwan, Bangkok 10330
- セントラルエンバシー店:315 Chamchuri Square Building, Room101-102-103 Ground fl., Phya Thai Rd., Patumwan, Bangkok 10330
- サイアムスクエアワン店:4th fl., Siam Square One Building Rama 1 road, Patumwan, Bangkok 10330
行きやすい店舗の場所は?
アクセスが圧倒的に便利な店舗は、
- 「サイアムスクエアワン店」 BTSスカイトレイン「サイアム駅」に直結
- 「セントラルエンバシー店」 BTSスカイトレイン「プルンチット駅」に直結
- 「サムヤーン・チャムチュリースクエア店」 MRT地下鉄「サムヤーン駅」に直結
- 「ラチャダー店」 MRT地下鉄「ホイクワン駅」前
です。
また、ショッピングモールのテナントである「サイアムスクエアワン店」,「セントラルエンバシー店」,「サムヤーン・チャムチュリースクエア店」の営業時間は午前11時(サムヤーン店は10:30~)から夜10時までとなっているのでランチタイムの利用も可能ですね。
営業時間
営業時間は、路面店が16:00~23:30、商業施設内の店舗は11:00(サイヤーン店は10:30)~22:00までとなっています。(参照:公式ウェブサイト)
おすすめメニューは「プーパッポンカリー」
▲日本人にも人気のプーパッポンカリー
プーパッポンカリーとは?
「プーパッポンカリー(英語名:Fried Curry Crab)」は、蟹とたまごのカレー炒めです。
タイ語では「ปูผัดผงกะหรี่」。
- ปู(ブー)は「かに」
- ผัด(パット)は「炒める」
- ผง(ポン)は「パウダー」
- กะหรี่(ガリー)「カレー」
を意味します。
プーパッポンカリーの値段
- Sサイズ 380バーツ
- Mサイズ 550バーツ
- Lサイズ1,000~1,200バーツ
写真はカニの殻がついている「プーパッポンカリー(タイ語:ปูผัดผงกะหรี่)」ですが、殻なし「ヌアプーパッポンカリー(タイ語:เนื้อปูผัดผงกะหรี่)」を注文することもできます。
プーパッポンカリーの味
▲店頭に並べられているワタリガニ
ワタリガニをカレー粉で炒め、卵でとじた「プーパッポンカリー」は、辛さよりもまろやかな甘みが強調された味付けになっています。かにとふわふわの卵を一緒に頂きます。
エスニックを想像するとちょっと拍子抜けするかも知れません。日本人に人気があるのもうなずる一品ですね。ただし、オイリーで濃厚なのでSサイズでも量が多く感じました。
その他のメニューは?
エビ,イカ,シャコ,魚貝類等のシーフードを使った料理以外にも、「空心菜炒め(Sサイズ140バーツ,Lサイズ200バーツ)」,「クンオップウンセン(海老と春雨との蒸し煮 Sサイズ300バーツ,Lサイズ580バーツ)」,デザートなど日本人好みのメニューが多くあります。
なお、メニューには写真と日本語が書かれているので安心です。
店内の様子
▲ラチャダー店の店内
ラチャダー店は3階建て。客層はタイ人、そして中国人団体客が多いように感じました。
日が暮れる前に入った時はがらがらでしたが、食事が終わるころにはほぼ満席に近かったように思います。中国式の丸形テーブルで楽しそうに食事をするグループが印象的でした。
予算
シーフードレストランと聞くと値段の高いイメージが往々にしてありますが、「ソンブーンシーフード」は1人2,000円~2,500円(約600~750バーツ)の予算があれば十分。飲み物も含めてお腹いっぱいに食べることができます。
予約
各店舗の予約は、公式ウェブサイトから可能です。繁盛店のスラウォン店や週末,大人数で行く場合は事前に予約をしていた方が安心できますね。
なお、私は予約なしで行きましたが待つことなく席に案内されました。
ソンブーンシーフードを語る詐欺にご注意を!
「ソンブーンシーフード」公式ウェブサイトでは、ソンブーンシーフードの名前を偽るレストランで高額な料金を請求されるトラブルへの注意喚起が載せられています。ご注意下さい。
ニセ業者に関するご注意!!
現在、ソンブーンシーフードの名前を偽って勧誘を行うニセ業者がございます。また、タクシードライバーとの協力によりニセのソンブーンシーフードにアクセスするように誘導し被害が発生しております。弊店とは一切関係ございません。弊社の店舗とはバンコク郊外および電車路線沿いにある店舗などはございませんのでご注意ください。
ソンブーン・シーフードは、バンコク市内7つの店舗だけあります。
出典:ソンブーンシーフードウェブサイト
最後に
「ソンブーンシーフード」は、お手頃な値段でシーフード,タイ料理,デザートといろいろな料理を楽しめる本格派レストランです。メニューには日本語が書かれているのもうれしいですね。
「プーパッポンカリー」は是非、一度食べてみることをおすすめします!
クアンシーフード
バンコクには「ソンブーンシーフード」以外にも、安くて美味しいシーフードレストランが多くあります。写真はラチャダーの「クアンシーフード」。