今や日常生活と切っても切り離せない存在となっているスマートフォンやタブレット端末。タイに行っても使いたいし、使えないとやっぱり不便。
「外出先でもツイッターやフェイスブックで素敵な想いを共有したい」,「いつでも日本にいるときのようにLINE友達とトークしたいけど・・・」,「インターネットにつないでいれば道に迷っても大丈夫・・・」と、お悩みのあなたへ。
タイでは空港で旅行者専用の現地プリペイドSIMカードが格安で買えますよ!
Contents
タイの携帯会社は?
まずは、タイの通信キャリアはどんな会社があるのか説明しますね。
タイの大手通信キャリア3社
タイには、大手通信会社が3社あります。イメージカラーがライトグリーンの「AIS」,ブルーの「DTAC(Happy)」,赤の「True MoveH」の3つです。
シェアは、タクシン元首相が創業した1-2-callの「AIS」がトップ。つづいてノルウェー系の「DTAC(Happy)」、セブンイレブンで有名なCPグループの「True MoveH」の順になっています。
写真はスワンナプーム国際空港の各社のブース。どの店舗も混み合っていますね。
タイの大手携帯3社
- ライトグリーンの「AIS」
- ブルーの「DTAC(Happy)」
- 赤の「True MoveH」
大手3社の違いは?
さて、AIS,DTAC,True MoveHの3社の違いは何なのでしょうか?
3社とも都市部を中心に速度の速い「4G LTE」サービスを展開し、バンコクなら繋がるエリアやスピードに大きな違いはありません。ただし、地方では最大手AISの3Gがより広範囲をカバーしています
LTEバンドとSIMフリー端末
LTEバンド | 周波数 | AIS | DTAC | True |
---|---|---|---|---|
Band 1 | 2.1GHz | ○ | ○ | ○ |
Band 3 | 1.8GHz | ○ | ○ | ○ |
Band 8 | 900MHz | ○ | ○ |
参考:wikipedia Telecommunications in Thailand
現地のSIMカードを使用するには、各通信会社が使用する周波数帯(バンド)に対応したSIMフリー端末(SIMロックがかかっていない端末)が必要になります。
周波数帯(バンド)は国やエリア、キャリアによって違ってきます。AIS,DTAC,True MoveHのLTE使用周波数帯(バンド)を表にまとめてみました。3社共通の周波数帯(バンド)は、Band 1とBand 3です。
そのBand 1はドコモのメインバンド、AU,ソフトバンク(Y!mobile)も対応しているメジャーなバンドです。Band 3はドコモ,ソフトバンク(Y!mobile)が対応しています。
日本の通信キャリアが販売しているスマートフォンを使う場合、ほとんどの端末はタイのバンドにも対応していると思いますが、念のため使用するスマートフォンの対応周波数を確認することをおすすめします。
空港でのプリペイドSIMの買い方
スワンナプーム国際空港、ドンムアン空港ともに到着ロビーには、携帯3社がブースを構えてプリペイドSIMカードの販売をしています。
面倒なSIM開通手続き(使用者登録やAPNの設定)も空港内の従業員なら手慣れた物。セッティングから開通までおまかせでやってくれる空港内で済ませてしまった方が圧倒的に便利です。
空港でSIMカードを買うメリットは、タイに到着後すぐにスマホでデータ通信ができること。一方のデメリットは混雑していると時間がかかることでしょうか。なお、SIMカードの価格は街中と同じです。
市内のショッピングモールやキャリア直営店,コンビニエンスストアでもSIMカードを購入することはできますが、SIMの開通に手こずったり、お目当てのSIMカードプランがないなど手間と時間がかかります。
観光客におすすめのプリペイド「ツーリストSIMカード」
AIS,DTAC,True MoveH3社ともに、ポストペイド,プリペイドなど様々なプランのSIMカードの販売やプロモーションを実施しています。
その中でもおすすめのSIMカードは、観光客向けに特化したパッケージ「ツーリストSIM」。値段と使用期間,データ量のバランスがとれている観光客に人気のSIMカードです。
例えば、AISの8日間で2.5Gまで高速通信が使えるプランの料金は299バーツ、日本円にすると約1,000円と格安。
プランは、使用期間と容量で数種類の中から選択することができます。
SIMカードの買い方
では、空港でのSIMカードの買い方を説明しますね。購入する大まかな流れは以下の通りです。
- AIS,DTAC,TrueMoveHからキャリアを選択
- プランを選択して支払い
- SIMフリースマートフォンとパスポートを従業員に渡す
- 開通し終わったスマートフォンの受領
- 自分でインターネットにつながるか最終チェック
写真は、スマートフォンとパスポートをショップの店員に預けて設定をしてもらっているところです。開通までは約10分程度かかると思います。なお、SIMカード登録の際には身分証明書としてパスポートの提示が必要です。
取り外した自分のSIMカードを確実に受け取ることを忘れないようにご注意を!
スワンナプーム国際空港内のSIMカード売場
スワンナプーム国際空港のSIMカード売場は到着フロアの2階です。国際線到着出口B、到着ロビーの中央付近にあります。
到着フロアの6番から7番出口の間に「DTAC(Happy)」と「AIS」、少し離れたところに「True MoveH」の店舗があります。
ドンムアン空港は?
ドンムアン空港では、国際線到着フロアー1階に3キャリアの販売ブースが隣り合っています。また、国内線と国際線の1階連絡通路にもキャリア販売ブースがあります。
おすすめは、比較的空いていることの多い連絡通路のキャリア販売ブースです。
ツーリストプリペイドSIMのプランと料金
各社の売れ筋は299バーツの期間が約1週間のプランです。
私がよく購入するのは「True MoveH」の299バーツのプラン。True MoveHを選ぶ理由は、Wi-Fiが無料で使えるからです。データを多く使う動画を見るときや撮った写真をクラウドにアップロードするときなどに重宝します。また、TALK(無料通話とSMS)がついているので国際電話もかけることができお得です。
ツーリストSIMのプラン構成はとてもシンプルです。各社の中から滞在日数に照らし合わせて自分に合ったプランを選択すればいいと思います。
AIS
種類 | 価格 | 期間 | データ量(高速) | TALK | フリーWiFi |
---|---|---|---|---|---|
トラベラーsim | 49バーツ | 7日 | ー | 15バーツ | ○ |
299バーツ | 8日 | 2.5G | 100バーツ | × | |
599バーツ | 15日 | 6G | 100バーツ | × |
DTAC
種類 | 価格 | 期間 | データ量(高速) | TALK | フリーWiFi |
---|---|---|---|---|---|
Happy Tourist | 49バーツ | 7日 | ー | 15バーツ | × |
199バーツ | 7日 | 500M | ー | × | |
299バーツ | 8日 | 2.5G | 100バーツ | × | |
599バーツ | 15日 | 6G | 100バーツ | × |
True MoveH
種類 | 価格 | 期間 | データ量(高速) | TALK | フリーWiFi |
---|---|---|---|---|---|
TOURIST SIM | 199バーツ | 3日 | 1G | 50バーツ | ○ |
299バーツ | 7日 | 3G | 100バーツ | ○ | |
449バーツ | 10日 | 2.5G | 100バーツ | ○ | |
599バーツ | 15日 | 4G | 100バーツ | ○ | |
849バーツ | 30日 | 9G | 50バーツ | ○ | |
1,049バーツ | 30日 | 12G | 150バーツ | ○ |
True MoveHの特徴はすべてのプランでキャリアが提供するWi-Fiが使えることです。
なお、日本でもAmazonで現地と変わりない価格でSIMカードの購入が可能になっています。
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現地SIMカードを使う最大のメリットはその格安な料金につきます。1週間のプランでも299バーツ、日本円で約1,000円です。
データ通信をするには、日本の携帯キャリアの国際ローミングサービスやレンタルWi-Fiを使うなどいくつかの方法がありますが、現地SIMを使えば節約できますね!