在タイ日本国大使館は15日、「タイ入国に際してのご注意(陸路入国回数の制限)」と題したお知らせをウェブサイトに掲載し、日本人旅行者や在タイ日本人に陸路入国の注意を促している。
日本大使館によればノービザで陸路からタイに入国する場合、暦年(1月1日~12月31日まで)で上限回数が2回に制限される。12月31日から施行される。
この措置は適切なビザを取得していない長期滞在者が、滞在許可が切れる度にカンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマーなど陸続きの国境から出国してすぐに再入国する、通称「ビザラン」と呼ばれる行為を取り締まる目的。
日本人はタイ入国に際し、観光目的に限りビザの取得を必要とせず、ノービザで30日間(29泊30日)の滞在許可が与えられる。
タイのビザ取得条件、入国時の滞在許可日数は一筋縄ではいかない。特に陸路では各管轄、場合によっては担当者によって対応が変わるのが実情となっている。
長期でタイに滞在予定の場合は、適切なビザの取得が望まれる。現地のビザラン専門サービス会社はフレッシュなビザ情報を持っているので活用するのも手だろう。
なお、タイの観光ビザ(シングルエントリー/60日滞在可能)は、2016年12月1日から2017年2月28日まで申請料が免除されている。
タイ入国管理局は国境を接する国からの査証免除措置を利用しての入国を暦年で2回までとする旨の内務省令を12月1日付け官報に告示しました。同措置は12月31日より施行されますので、陸路でのタイ入国を予定されている方はご注意ください。
上記の措置は、ビザ免除制度を利用して出入国を繰り返し、実質上長期滞在を行う者を規制するために講じられたものです。これまでも当館より注意喚起を行っておりますが、短期観光以外の目的でタイへの入国を希望する場合、入国前に目的にあったビザを取得するようご留意ください。
「在タイ日本大使館ウェブサイト」